日本サッカー協会(JFA)は20日、28日に行われるカタールワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー代表戦に挑む日本代表メンバーを発表した。様々な事情があり、今回はオール海外組という形になったが、果たしてどのような選手が招集されたのか。今回はGKの近況を紹介する。
ベルギーで成長中の男
【写真:Getty Images】
シュミット・ダニエル(しゅみっと・だにえる)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
20/21リーグ戦成績:24試合出場/32失点
代表通算成績:7試合出場/4失点
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ベガルタ仙台からシント=トロイデンに渡って2年目。29歳の守護神は欧州の地で着実に成長を果たしている。今季は怪我の影響でスタートダッシュにこそ失敗したものの、第10節スタンダール・リエージュ戦で先発に起用されると、以降は正守護神としてピッチ上に君臨。最終的にリーグ戦24試合の出場で32失点という成績を残し、チームの残留に貢献した。本人としても手応えを掴んだはずだ。
身長197cm・体重88kgと日本人には希少でGKとしては魅力的な体格を誇っており、その高さを活かしたクロスやハイボール処理の安定感はさすが。そして、もともとMFだったということもあり足元の技術が悪くなく、ビルドアップでもしっかりと貢献できる。右足だけでなく、左足でも高質なボールを蹴ることが可能なのは大きなストロングポイントだと言えるだろう。
森保ジャパンの常連だが、同チームの正守護神争いでは先輩の権田修一に一歩リードを許してしまった。しかし、今回のミャンマー代表戦に挑むメンバーに権田はいない。そのため、28日の試合では出番を得る可能性が高いと言えそうだ。