ライバルの活躍で競争激化の右SB
【写真:Getty Images】
DF:室屋成(ハノーファー)
生年月日:1994年4月5日(27歳)
20/21リーグ戦成績:31試合0得点4アシスト
日本代表の右サイドバックをめぐる競争は、今後過熱していくことになるだろう。3月に行われた2試合では、マルセイユの酒井宏樹とハノーファーの室屋成が所属クラブの事情で召集できなかった。そこでアピールに成功したのは川崎フロンターレの山根視来。デビュー戦でいきなりゴールを決めるなど、川崎で見せているようなパフォーマンスを存分に見せつけた。
昨季ブンデスリーガ2部に降格したハノーファーで、今季加入した室屋は信頼を掴んでいる。チームは中位に沈み、昇格の可能性は潰えたが、ここまでリーグ戦31試合に出場。圧倒的なスピードを活かした攻撃は、ドイツでも武器となっている。左サイドバックで起用された際に批判を浴びることもあったが、右サイドバックに定着している。
実績では酒井に劣るものの、室屋も日本代表に選ばれ続けてきた。インターナショナルマッチウィークではない28日のミャンマー代表戦に関しては、海外組中心の構成となることが報じられているだけに、室屋はこのチャンスを活かしたいところだ。