U-24日本代表は来月5日にU-24ガーナ代表と対戦。そして同12日にも国際親善試合を行う。すでに東京五輪本番に向けてメンバーが固まりつつあるのは確かだが、それでもまだ見てみたい選手は数多く存在する。そこで今回は、6月の国際親善試合2連戦に向けて、森保一監督に推薦したいU-24日本代表未招集の5人を紹介する。
特別な存在感を放つ守護神
【写真:Getty Images】
GK:鈴木彩艶(すずき・ざいおん/浦和レッズ)
生年月日:2002年8月21日(18歳)
代表歴:U-15、U-16、U-17、U-19、U-20
2021リーグ戦成績:2試合出場/0失点
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世代別代表の常連でもある鈴木彩艶は今季より浦和レッズのトップチームに昇格。3月のYBCルヴァンカップ・グループリーグ第1節の湘南ベルマーレ戦でデビューを飾った。そして今月、第13節のベガルタ仙台戦でベテラン西川周作に代わり先発に抜擢されJ1デビューすると、いきなり無失点勝利に貢献。翌第14節のガンバ大阪戦でもスタメン入りし、ここでもクリーンシートを果たした。今、J1リーグで最も勢いに乗っている若手守護神と言えるだろう。
ガーナ人の父を持つ鈴木は身長189cm・体重89kgという申し分ない体格を誇っている。その非凡な高さとパワーを活かしたクロスやハイボールなどへの対応は見事で、ボールに飛びついていくようなシュートストップは迫力満点。足元のテクニックも悪くなく、さらに強肩の持ち主と、GKに必要な能力をすべて、それもハイレベルに兼ね備えている。その存在感は、とても18歳とは思えぬほど特別だ。
U-24日本代表のGKには大迫敬介、谷晃生、沖悠哉とすでにJ1クラブで主力を張る選手たちが名を連ねる。ここから鈴木が競争に割って入るのは、経験値等考えても当然ながら簡単なことではない。しかし、GKとしてのクオリティーが、その先輩たちに決して劣っていないことは確かだ。J1リーグで勢いに乗る今だからこそ、やはり見てみたい存在である。