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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング1位~5位。文句なしの堂々トップに輝いたのはあの男!(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:メッシとの相性は抜群

ジョルディ・アルバ 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:ジョルディ・アルバ(スペイン代表/バルセロナ)
生年月日:1989年3月21日(32歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
19/20リーグ戦成績:27試合出場/2得点6アシスト

 バレンシアで頭角を現すと、2012年に下部組織時代を過ごしたバルセロナへ復帰。それ以降、変わらず左サイドバックのファーストチョイスとして活躍し、クラブに多くのタイトルという財産をもたらしてきた。現在32歳とベテランの域にいるジョルディ・アルバだが、大きな衰えは見られず、30代としては唯一となる今回のランキングにおけるトップ5入りとなっている。

 DFというポジションだが、J・アルバの魅力は攻撃面で表れる。スペイン人らしい足元の「テクニック」を持っており、タッチライン際からゲームの組み立てに高いレベルで関与する。そして敵陣深い位置では正確なクロスと視野の広さを活かした鋭いラスト「パス」を武器に大きく貢献。攻撃のグレードを引き上げるという意味で、この男がこなしている仕事は超一流と言える。

 また、ボールを持っていない状態でもJ・アルバは輝く。相手の背後やオフサイドラインを破るフリーランニングの質が絶品で、一瞬の動きだけで「パス」を引き出し得点の可能性をグッと高める。とくにリオネル・メッシとの相性は抜群で、巧みなアクションで背番号10から「パス」を受け取り、それをまたリターンして相手守備陣を崩壊させることが多々ある。このようなプレーを発揮できるのは、優れた「IQ」が備わっているからこそと言っていいのかもしれない。

 小柄なJ・アルバは「フィジカル」や「空中戦」でこそ数値を落としているが、それがあまり気にならないほど攻撃面において必要な能力値が素晴らしいものとなっている。バルセロナにとってベテランレフティーの力はまだまだ不可欠と言えるだろう。

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