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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング1位~5位。文句なしの堂々トップに輝いたのはあの男!(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:アスリート能力最強のフランス人

フェルラン・メンディ 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:フェルラン・メンディ(フランス代表/レアル・マドリード)
生年月日:1995年6月8日(25歳)
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
19/20リーグ戦成績:25試合出場/1得点4アシスト

 2019年の夏、フェルラン・メンディはエデン・アザールやルカ・ヨビッチと共にレアル・マドリードに加入している。当初活躍が期待されていたのはやはりアザールとヨビッチだったが、フランス人DFは良い意味でそれを裏切った。新加入FW陣がパフォーマンスレベルを上げられず苦しむ中、F・メンディはピッチ上でジネディーヌ・ジダン監督にアピールを継続。そしてついに、ベテランのマルセロからポジションを奪ったのである。現在もレギュラーとして活躍中だ。

 セネガル人の両親を持つF・メンディのアスリート能力は“最強”と言っても過言ではないだろう。爆発的な「スピード」でサイドを風のように走り抜けることができ、強靭な「フィジカル」を武器に対人戦をことごとく制す。身長180cmとサイドバックとしては十分な高さも備わっているため、「空中戦」でも大きく劣ることがない。この男を攻略するポイントを探るのは容易なことではないだろう。

「テクニック」はやはり同ポジションの先輩マルセロに大きく劣るが、トップ「スピード」を維持したまま繰り出す「ドリブル」は深さを作り出すという意味でも絶大な効果を発揮している。ここ最近はフリーランニングの質も向上しており、タッチライン際だけでなく、ハーフスペースもうまく使えるようになってきた。マドリー加入当初よりプレーの幅が広がっているのは明らかだろう。

 F・メンディの改善点を挙げるとすれば仕上げの質だろうか。アシスト数の少なさが証明する通り、クロスやラストパスの精度が高いとは決して言えない。ここが今後レベルアップしてくれば、よりスーパーな左SBになることは確かである。

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