トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインは、今年夏に他クラブへ移籍したいという希望をダニエル・レヴィー会長に伝えたようだ。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが報じている。

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　今季プレミアリーグではリバプールのモハメド・サラーと並んで得点ランキング首位タイに立ち、アシストランキングでも単独首位のケイン。だが個人として結果を残し続ける一方で、チームとしてのタイトル獲得には恵まれていない。

　今季はカラバオ・カップ（リーグ杯）で決勝進出を果たしたスパーズだが、マンチェスター・シティに敗れて準優勝。ケインはタイトル獲得の望みがより高いクラブでプレーするため、トッテナムに移籍の意思を伝えたとみられている。

　移籍先に関してはプレミアリーグに残ることを希望しており、イングランド代表として出場が見込まれるEURO2020の開始前までに来季の去就を確定させたいと考えているようだ。マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシーが獲得への関心を示し、すでにケインの代理人と接触したとも報じられている。

　だが契約はまだ3年間残しており、トッテナムとしてもケインをそう簡単に手放したいとは考えていないとみられる。移籍金の要求額は1億5000万ポンド（約232億円）に達するとも予想され、獲得を狙うクラブがこれだけの金額を支払えるかどうかについては疑問視する見方もある。

【了】