【写真:Getty Images】
【バルセロナ 1-2 セルタ ラ・リーガ第37節】
リオネル・メッシはセルタ戦で貴重な先制ゴールを奪っている。盟友セルヒオ・ブスケッツのクロスを頭で合わせ、今季のラ・リーガでの得点数を30の大台に乗せた。
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シーズン30得点は2シーズンぶりで、自身9度目の大記録達成となった。最終節を残しているが、得点数で2位のジェラール・モレノとの差は7ゴール。5年連続8度目の得点王獲得をほぼ確実としている。
しかし、チームはメッシがゴールを決めた10分後に追いつかれてしまう。終盤にはクレマン・ラングレが退場処分となり、89分に再び失点。逆転負けを喫し、ラ・リーガ優勝の可能性は途絶えた。
データサイト『WhoScored』によると、この試合でメッシは15回のドリブルを記録している。2位はイライシュ・モリバとウスマン・デンベレの各5回で、10回を超えるのは珍しい。チームが敗れたにもかかわらず、両チーム通じて唯一の10点満点を獲得。優勝の可能性が消滅した試合で、むなしくもメッシは孤軍奮闘していた。
スペイン誌『マルカ』は試合後のロナルド・クーマン監督のコメントを伝えている。「レオ(メッシ)がいなければ、誰がこれほど多くのゴールを決めるんだ。(来季も)クラブと私たちが一緒にいることを願っている」。リーグ優勝を逃したことでクーマン監督の去就も不透明とされているが、メッシも今季限りで退団する可能性がある。
その場合、このセルタ戦はバルセロナの選手としてカンプノウで戦う最後の公式戦となる。「彼はまだ世界最高の選手である」と評すクーマン監督はメッシの残留を熱望している。果たして、バルセロナのユニフォームを着たメッシを来季も見られるのだろうか。
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