【写真:Getty Images】
【ヘタフェ 2-1 レバンテ ラ・リーガ第37節】
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ラ・リーガ第37節、ヘタフェ対レバンテが現地時間16日にコリセウム・アルフォンソ・ペレスで行われた。
残留のためにも勝利が必要だったヘタフェは13分にカルレス・アレニャのゴールで先制。しかし、前半のうちに同点に追いつかれた。その後は追加点を奪えない苦しい展開が続いたが、84分に歓喜。途中出場の日本代表MF久保建英が相手GKのミスを見逃さず、ドリブルで前進し、最後は左足を振り抜いてニアサイドにシュートを突き刺した。これが決勝点となり、ヘタフェは無事に1部残留を決めることができた。
久保はヘタフェ加入当初こそ出番を得ていたが、チームスタイルとの相性が悪く出場機会がどんどん減少。レバンテ戦でもベンチスタートだった。しかし、残り15分という短い時間の中で今季ラ・リーガ初、それもチームを残留に導く劇的ゴールをマークしている。本人が腐らず努力を重ねた結果であることを忘れてはならないが、久保は“持ってる”と言わざるを得ない。
久保はFC東京U-23在籍時含め、これまでのキャリアで17得点をマークしているが、終盤に勝負を決定づける重要なゴールを決めることが多い。2019年のJ1リーグにおけるジュビロ磐田戦や大分トリニータ戦、同YBCルヴァンカップのサガン鳥栖戦、2019/20シーズンのエイバル戦、そして今回のレバンテ戦と、自らの劇的なゴールでチームに勝ち点3をもたらしてきた。
そして得点するその「時間」なのだが、久保はある数字に好かれているよう。それが「84」だ。実は久保、上記した磐田戦と鳥栖戦、さらに2019/20シーズンのレバンテ戦、そして今回のレバンテ戦と、奇しくもすべて「84分」に得点を記録しているのだ。キャリア通算17得点中、4つのゴールが同じ時間に生まれるのは、なかなか珍しいことだと言える(他の得点は時間が被っていない)。
終盤に得点することが多い久保は、やはり何か「持ってる」のだろう。サッカー界の「持ってる男」と言えば元日本代表の本田圭佑が有名だが、久保は新たな「持ってる男」としてこれからの時代を築いていくのかもしれない。
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