13位:飲み過ぎで遅刻して代表辞退? ブラジル生まれのロシア代表
【写真:Getty Images】
DF:マリオ・フェルナンデス(ロシア代表/CSKAモスクワ)
生年月日:1990年9月19日(30歳)
市場価値:1800万ユーロ(約21.6億円)
19/20リーグ戦成績:29試合3得点3アシスト
CSKAモスクワ在籍9年目を迎えたマリオ・フェルナンデスが13位に入った。生まれ育ったのはブラジルで、グレミオでプロキャリアを始めた。2011年にはグレミオの主力として活躍してブラジル代表にも選ばれたが、個人的な理由で代表を辞退。表向きは辞退だったが、前夜に飲みすぎて飛行機を逃していたようで、当時は食事も含めた私生活が荒れていた。
それでも、その能力は高く評価されており、2012年にCSKAモスクワに移籍。当時はレアル・マドリードも獲得を狙っていたほどの逸材だった。2014年の日本代表戦でブラジル代表として初めてプレーしたが、のちにロシア国籍を取得し、2017年からはロシア代表でプレーしている。2018年のロシアワールドカップではクロアチア戦の延長戦で劇的な同点ゴールを挙げている。
187cmの長身で、元々はセンターバックを務めていた。ダイナミックなオーバーラップで見せる「スピード」は十分で、体格を活かした「フィジカル」や「空中戦」も及第点以上のものを見せる。荒んでいた私生活もロシアでは改善され、プレーの安定感も増した。足下の技術も高く、攻守において穴のないサイドバックに成長している。
【次ページ】CLで2ゴール、とにかく走る長身WB