00年代以降、サッカー界の中心的存在となっているチェルシー。今回はチェルシーでプレーした偉大な選手たちについて、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。[sponsored content]
強くて巧い。究極の選手
【写真:Getty Images】
MF:ミヒャエル・バラック(チェルシー/ドイツ代表)
生年月日1976年9月26日(当時32歳)
09/10シーズンリーグ戦成績:32試合4得点
チェルシー リーグ戦通算105試合16得点
チェルシーでの主な獲得タイトル: プレミアリーグ(09/10)、FAカップ(06/07、08/09、09/10)、リーグカップ(06/07)
『中盤に君臨し、絶大な力で試合を支配する』
サッカー界には数年に一度、そのような究極の選手が誕生する。その1人がミヒャエル・バラックである。母国ドイツで絶対的な地位を築いて名実ともに世界トップのMFとなり、06/07シーズンに当時急速に力を付けていたチェルシーへ大きな話題とともに加入した。
基本データの対象となった09/10シーズンはバラックにとってチェルシーでの最終シーズンであり、プレミアリーグ制覇に大きく貢献したシーズンでもある。
バラックの能力値を見ると、「守備力」から「攻撃力」、「テクニック」に「フィジカル」、「メンタル」に至るまで全ての項目で高い評価となっていることがわかる。
特にバラックという選手をよく表しているのが「パス」と「テクニック」の能力と、「フィジカル」と「空中戦」の能力である。この相反する2種類の能力がどちらも90前後と世界トップクラスの数値がつけられている。
強くて巧い。バラックほど完璧で完成された中盤の選手は、サッカーの長い歴史でもそう多くはいないだろう。