【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAも残すところあと3試合となった(ラツィオとトリノは1試合未消化)。すでにインテルの優勝が決まっているが、ここにきて白熱しているのが、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いだ。
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上記した通りインテルのリーグ優勝が確定。そのため、残りのCL出場枠は3つとなっている。そのわずかな席に座るために、現在アタランタ、ミラン、ナポリ、ユベントス、ラツィオが熾烈な争いを繰り広げている。では、残り3試合でそれぞれのクラブがCL出場を確定させる条件はどのようになっているのか。
現在2位につけるのが、今やすっかり上位の常連となったアタランタ。同クラブは残り3試合で2勝すれば、他クラブの結果に関係なく来季のCL行きが確定する。最速は次節で、アタランタがベネベントに勝利、かつユベントスがサッスオーロに敗北&ラツィオがパルマに引き分け以下というのが条件だ。
3位のミランもアタランタと条件は同じ。残り3試合で2勝すれば他クラブの結果関係なく久々のCL行きが確定する。最速は次節で、トリノに勝利、かつユベントスがサッスオーロに敗北&ラツィオがパルマに引き分け以下というのが条件だ。ミランの場合、ナポリとユベントスに勝ち点で並ばれた場合でも上に立てるというのは大きい。
4位ナポリが他クラブの結果関係なくCL行きを確定させるには残り3試合で全勝というのが絶対条件。仮にどこかでポイントを落とすと、5位ユベントスに順位を抜かされる可能性が出てくる。残りの対戦相手はウディネーゼ、フィオレンティーナ、そしてエラス・ヴェローナ。いずれも侮れない相手だが、しっかりと勝ち点3を積み上げたいところである。
5位ユベントスは崖っぷちの状況にある。残り3試合中1試合でも落とし、2位アタランタと3位ミランが一回でも勝ち点3を積み上げた時点でこの両者を上回ることは不可能に。その場合、ナポリの躓きを祈るしかなくなる。また、ユベントスが残り3試合で全勝したとしても、2位アタランタと3位ミランが残り3試合で2勝、4位ナポリが同全勝すればゲームオーバーとなる。もちろんアタランタ、ミラン、ナポリの結果次第でCL出場の可能性が十分に残されるとはいえ、第37節で王者インテルと対戦することを考えても、かなり厳しい状況と言わざるを得ない。
勝ち点64で6位につけるラツィオは残り4試合となっているが、来季CL出場の可能性は低いだろう。まず、4位以内に入るには残り4試合全勝が必須で、かつアタランタ、ミラン、ナポリ、ユベントスの結果次第となる。ここからトップ入りを果たすことになれば、奇跡と言えるだろう。
1位:インテル 勝ち点85(残り試合:7位ローマ、5位ユベントス、11位ウディネーゼ)
2位:アタランタ 勝ち点72(残り試合:18位ベネベント、14位ジェノア、3位ミラン)
3位:ミラン 勝ち点72(残り試合:15位トリノ、16位カリアリ、2位アタランタ)
4位:ナポリ 勝ち点70(残り試合:11位ウディネーゼ、13位フィオレンティーナ、10位エラス・ヴェローナ)
5位:ユベントス 勝ち点69(残り試合:8位サッスオーロ、1位インテル、12位ボローニャ)
6位:ラツィオ 勝ち点64 ※1試合未消化(残り試合:19位パルマ、7位ローマ、15位:トリノ、8位サッスオーロ)
【了】