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カバーニはなぜマンUと契約延長したのか? 「これが本当の動機」、過去に35歳でプレーした選手は…

text by 編集部 photo by Getty Images
エディンソン・カバーニ
【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間10日、エディンソン・カバーニとの契約を延長したことを発表した。新たな契約は2022年6月まで。2月に34歳となったカバーニは、クラブ公式サイトを通して契約延長を決断した理由を明かしている。

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「月日が経つにつれて、クラブに大きな愛情を抱くようになりました。人間として、チームメイトやクラブのすべての人との絆を育んでいると感じています。これが(残留を決めた)本当の動機で、まだここでプレーしたいという願望があることに気づきました」

 カバーニは契約延長を決めた理由についてこう述べている。「ドレッシングルームでの選手たちに心を動かされた」と言うように、チームメイトとの良好な関係も決断に大きく影響している。オーレ・グンナー・スールシャール監督についても、「大きな自信を与えている」と話し、感謝の意を表した。

 昨年10月にパリ・サンジェルマンから加入したカバーニは、今季ここまで公式戦35試合に出場して15得点をマーク。2月には34歳となったが、終盤戦に入ってゴールを量産。UEFAヨーロッパリーグでは直近3試合で5得点、プレミアリーグでも直近4試合で3得点を挙げている。

 カバーニ自身が33歳でPSGを離れたように、30代中盤に差し掛かったFWがビッグクラブでプレーを続けるのは容易ではない。ユナイテッドでは過去にライアン・ギグスやポール・スコールズといったレジェンドが40歳前後までプレーした例があるが、FWとして第一線で活躍した例は稀有だ。

 スールシャール監督は34歳で現役を引退するまでユナイテッドに在籍したが、晩年は怪我に苦しんだ。ウェイン・ルーニーやドワイト・ヨークは31歳、アンディ・コールは30歳でチームを去っている。

 数少ない例外はテディ・シェリンガムで、35歳までプレーしている。31歳で加入し、最後のシーズンには15得点を挙げてイングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手に選ばれている。シェリンガムが加入した翌シーズンにユナイテッドはトレブル(3冠)を達成し、リーグ3連覇にも貢献した。

 来シーズン、カバーニはシェリンガムが15得点を挙げた35歳になる。「満員のオールドトラフォードでプレーすること」を夢と語ったカバーニは、どのようなプレーを見せてくれるのだろうか。

【了】

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