14位:プジョルに並ぶ、バルセロナの歴史に名を刻むCB
【写真:Getty Images】
DF:ジェラール・ピケ(バルセロナ)
生年月日:1987年2月2日(34歳)
19/20リーグ戦成績:35試合1得点0アシスト
市場価値:1200万ユーロ(約14.4億円)
ラ・マシア(バルセロナの下部組織)出身のジェラール・ピケは、長年に渡ってバルセロナでレギュラーを張り続けてきた。ペップ・グアルディオラ監督が就任した2008年夏にマンチェスター・ユナイテッドから戻ってくると、世界最高峰のセンターバックへと成長していった。
バルセロナで活躍し続ける上で欠かせないのが足元の技術だ。プレッシャーをかけられても乱れない「パス」や、50m先の味方にも正確に通すフィードは指折り。ラ・マシア時代から培ってきた状況判断力と配球力で、バルセロナのパスワークを支えている。192cmの長身を活かしたディフェンスも持ち味で、「空中戦」の強さはラ・リーガでもトップレベル。セットプレー時は力強いヘディングを見せるだけでなく、そのキック力を活かして自らFKを蹴ることもある。
昨季までの12年間で、バルセロナを8度のラ・リーガ制覇と、3度の欧州制覇に導いた。リーグ優勝回数はカルレス・プジョルと並び、バルセロナの歴史に名を残す選手となった。スペイン代表でもEURO(欧州選手権)優勝とワールドカップ制覇を経験している。今季は2度に渡る膝の負傷で離脱したが、その経験値とリーダーシップはバルセロナに欠かせない。34歳となった現在もトップレベルで活躍できる能力を持っている。
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