【写真:Getty Images】
リバプールは昨年1月にレッドブル・ザルツブルクから南野拓実を獲得する一方で、FWアーリング・ブラウト・ハーランドを獲得できなかったことを今さらながら後悔しているのかもしれない。リバプール地元紙『リバプール・エコー』が8日付記事で論じている。
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南野はリバプールで出場機会の獲得に苦戦し、今年1月からはサウサンプトンへレンタル。一方、ザルツブルクでチームメートとして活躍していたハーランドはボルシア・ドルトムントへの移籍直後からゴールを量産し、世界最高のストライカーの一人と評される存在となった。
南野の獲得とハーランドの獲得を比較する声は加入当初からあり、ユルゲン・クロップ監督は「アーリングにとってはドルトムントが完璧なチョイスだった。タキ(南野)も(リバプール移籍という)完璧なチョイスをした」と主張していた。だが残念ながら、それから1年あまりを経て南野はリバプールからの期待に応える結果を残すことはできていない。
「リバプールが彼(南野)をスカウトしていた時、隣でプレーしていた大きな選手も目に入っていたはずだ。リバプールの選手たちがクロップに『ハーランドを見るべきだ』と勧めたという噂もあった。機会を逃してしまったように思える」と、『エコー』紙のジャーナリストの一人は語っている。
リバプールが南野を獲得するために支払った金額は約725万ポンド(約11億円)の契約解除金であり、格安で賢い補強を行ったと評されていた。だが「間違ったバーゲンを選んだ」ことで、現在の価値が1億5000万ポンド(約228億円)とされるハーランドを逃したことへの後悔もあるかもしれない、と地元紙は述べている。
サウサンプトンでも加入当初の好調ぶりを維持できず、来季の去就は不透明。「絶対に売りたいという選手ではないが、それなりのオファーが来れば考えるかもしれない」と地元紙記者はリバプールが南野を放出する見通しにも言及している。
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