【写真:Getty Images】
セルビア1部のパルチザン・ベオグラードに所属していた日本代表FW浅野拓磨は2日にクラブとの契約解除を発表し、大きな衝撃を引き起こした。同クラブの元セルビア代表GKヴラディミル・ストイコヴィッチは、パルチザンの選手たちが浅野の決断に対して抱いた感情を代弁している。
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浅野はクラブから度重なる給与の支払いや不誠実な対応があったと契約解除の理由を説明。これに対してパルチザン側は反論し、一方的で不当な契約解除であるとして、法的措置や国際サッカー連盟(FIFA)への訴えを行う意向を示している。
元チームメートたちの反応としては、MFラザル・マルコヴィッチはセルビアメディアに対して浅野への怒りをあらわにしていた。セルビア代表や欧州各国クラブでのプレー経験が豊富なベテランであり主将も務めるストイコヴィッチによれば、他の選手たちも同様の考えを抱いているようだ。セルビア『Danar』など複数メディアが3日付で同選手のコメントを伝えた。
「当初のショックが収まって、休暇明けの最初の練習を終えた今、チーム全体に同じ考えと同じ感情がある。浅野には失望したし、パルチザンのチーム全体が裏切られたという気分だ」とストイコヴィッチは語っている。
「選手たちもスタッフもクラブ職員も全員、浅野がピッチ上だけでなくベオグラードでの生活全般を心地よく過ごせるように助けようとしていた。彼は僕らの一員だった」とストイコヴィッチ。法的な問題については「コメントできない」と述べ、「彼の決断を尊重する」としながらも、「あと20日待っても良かったのでは」とシーズン終了前の退団に落胆する様子を見せている。
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