【写真:Getty Images】
スペイン1部のバレンシアは3日、トップチームを率いていたハビ・グラシア監督の解任を発表した。代役としてボロ氏が暫定的にチームの指揮を執ることも発表されている。
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スペインの強豪クラブの一角であるバレンシアだが、今季はここまで8勝12分け14敗で14位と低迷。現地時間2日に行われたバルセロナ戦に2-3の敗戦を喫して6試合連続未勝利となったところで監督交代を決断した。
今季は残り4試合となり、すでに来季の欧州大会出場の可能性は消滅。18位ウエスカに6ポイント差をつけてはいるが、数字的には2部降格の可能性もまだ消えてはいない。残り4試合中3試合は17位バジャドリード、20位エイバル、18位ウエスカとの直接対決。もう1試合は優勝の可能性も残している4位セビージャとの対戦だ。
このまま14位あるいはそれ以下の順位でシーズンを終えたとすれば、バレンシアにとって過去30年以上で最悪のシーズンということになるかもしれない。1986年に2部へ降格したあと翌年に復帰し、昇格1年目は14位だったが、それ以降は2015/16シーズンと2016/17シーズンの12位がワースト成績だった。多くのシーズンで上位を争い、2000年代には2度の優勝も成し遂げている。
ボロ氏はバレンシアで過去にも5回の暫定監督と1回の正式監督を務めており、シーズン中の監督解任があるたびに穴埋めをする存在。名門クラブを危機から救うことができるだろうか。
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