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「ただのゴールハンターではない」。カバーニがローマを粉砕、豪快なゴールと芸術的なアシストとは?【EL】

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

【マンチェスター・ユナイテッド 6-2 ローマ EL準決勝1stレグ】

 UEFAヨーロッパリーグ準決勝1stレグ、マンチェスター・ユナイテッド対ローマが現地時間29日に行われ、6-2でユナイテッドが大勝した。エディンソン・カバーニは2得点2アシストと大爆発。2ndレグに大きな弾みをつけている。

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 ポール・ポグバからパスを受けたカバーニは、ブルーノ・フェルナンデスの先制点をアシストした。48分にはポグバから縦パスを受け、右サイドに展開。ブルーノ・フェルナンデスからリターンをもらって右足を振り抜き、豪快なゴールを決めている。さらに、アーロン・ワン=ビサカのシュートを相手GKが弾いたところを詰める。カバーニの2得点でユナイテッドは逆転に成功している。

「彼(カバーニ)はただのゴールハンターや優れたゴールスコアラーではない」と評したのは、同じストライカー出身のオーレ・グンナー・スールシャール監督だった。この日のカバーニの活躍はゴールだけではなかった。

 70分には右サイドからのクロスに飛び込んだプレーがPK獲得につながった。5-2とリードして迎えた終盤には左サイドでボールを受けると、ワンタッチで逆サイドに展開。アウト回転がかかったボールは途中出場のメイソン・グリーンウッドに渡り、グリーンウッドは右足でゴールを決めた。

 6得点を奪ったユナイテッドの中で、カバーニは5得点に絡む活躍だった。先制点をアシストし、豪快なシュートと鋭い嗅覚で2得点を奪った。クロスへ飛び込む執念が4点目のPK獲得へとつながり、芸術的なパスで6点目をアシストしている。

 昨年3月に公式戦が中断してからユナイテッドに加入するまで、カバーニは半年近く試合に絡むことができなかった。「彼は失われた時間を埋め合わせているようだ」とスールシャール監督は話す。最前線からボールを追いかけ、自陣のペナルティエリア付近まで戻って守備に加わる姿は、チームにエネルギーを与えている。

【了】

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