【写真:Getty Images】
セリエAの11クラブが、欧州スーパーリーグ(ESL)の設立に参加しようとしたユベントス、ミラン、インテルのイタリア3クラブに対して然るべき処分を下すようリーグ会長へ訴えた。イタリア『スカイ』など複数メディアが伝えている。
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ユベントス、ミラン、インテルはイングランドとスペインの他クラブとともにESL設立の共同声明を出したが、その後計画は頓挫。発表2日後にはイングランドの6クラブが離脱を表明するなど、新大会設立は一瞬のうちに幻に終わる結果となった。
欧州サッカー連盟(UEFA)はESL設立を試みたクラブに対して何らかの処分を下すことを示唆しているが、一方で国内の他クラブからも処分を求める声が上がっている。イタリアでは11クラブが連名の形でリーグ会長へ処分の請願を行った。
請願に名を連ねたのはベネベント、ボローニャ、カリアリ、クロトーネ、ジェノア、パルマ、ローマ、サンプドリア、サッスオーロ、スペツィア、トリノの11クラブ。今季のセリエAではアタランタ、フィオレンティーナ、ラツィオ、ナポリ、ウディネーゼ、ヴェローナを除いたクラブということになる。
ユベントス、ミラン、インテルが水面下で新大会設立のプロジェクトを進めていたことは「イタリアサッカー界全体にとって明白で深刻な損害」と11クラブは主張。また3クラブは正式にプロジェクトからの撤退を表明してはいないとして、「(スーパーリーグ)設立の再燃の可能性がある」としている。
イングランドでも同様に、ESL参加を表明していた“ビッグ6”に対して処分を下すべきだという声が上がっている。想定される処分内容としては勝ち点減点や重い罰金、補強禁止などが各メディアで言及されている。
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