【写真:Getty Images】
【ヴォルフスブルク 0-2 ドルトムント ブンデスリーガ第31節】
アーリング・ハーランドは今日も止められなかった。現地時間24日に行われたヴォルフスブルク戦で、ドルトムントのハーランドは2得点を決めた。一瞬の隙も見逃さない野獣のような嗅覚と爆発的なスプリント力で奪ったゴールだった。
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先制点は12分。相手のバックパスがずれたところにハーランドが反応した。瞬く間にトップスピードに達してボールを拾うと、ゴールへ猛突進。相手のスライディングタックルより一足先に左足を振り抜き、ゴールネットを揺らしている。
ドルトムントはエースのゴールで先制したが、30分以上を残して退場者を出してしまう。59分にジュード・ベリンガムがこの日2枚目のイエローカードをもらってしまった。ドルトムントはジェイドン・サンチョを下げて前線の枚数を減らし、1点を守り切る戦いへとシフトする。
押し込まれる時間が長くなったが、ドルトムントはワンチャンスをものにした。マフムド・ダフードが自陣の深い位置でボールを奪うと、グラウンダーのボールを前線に入れる。これに反応したハーランドがハーフライン付近からペナルティエリアまでドリブルで運び、左足でゴールに流し込んだ。ヴォルフスブルクはフィールドプレイヤー全員が敵陣でプレーしていたため、置き去りにされてしまった。
この試合でハーランドは時速35.99kmというトップスピードを記録している。今季の自身最速には時速0.05kmだけ及ばなかったが、驚異的な数字である。これはバイエルン・ミュンヘンのアルフォンソ・デイヴィス(同35.97km)やキングスレイ・コマン(同35.68km)より速い。対峙するDFにとってみれば、わずかな隙が失点に直結する。ヴォルフスブルク戦の2得点は馬やチーターのようなスピードで奪ったゴールだった。
ハーランドにとっては、今季の公式戦で14度目の複数得点だった。5位のドルトムントは3位のヴォルフスブルクに勝利し、その差を2ポイントに縮めた。ハーランドの活躍により、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得の望みをつないだ。
●一瞬でDFを置き去りに…。ハーランドが奪った2得点がこれだ!
【了】