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プレミアリーグの消えた逸材たち。天国から地獄へ…才能を開花させられなかった5人の選手

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

キャリアのピークは20歳

ダビド・ヌゴグ
【写真:Getty Images】



ダビド・ヌゴグ(フランス)

生年月日:1989年4月1日
現所属クラブ:現役引退


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 パリ・サンジェルマンの下部組織で育ち、17歳でトップチームに昇格。2年目の2007/08シーズンはリーグ・アンで13試合に出場し、2008/09シーズンに向けてラファエル・ベニテス監督率いるリバプールへ4年の長期契約で引き抜かれた。

 プレミアリーグでは途中出場がメインだったものの1年目からリーグ戦14試合でピッチに立つ。2年目は24試合、3年目は25試合に出場した。ところが出場時間は伸びず、2年目と3年目はともに約1000分間、つまりほとんどの試合でベンチスタートだった。

 信頼を掴みきれなかった大きな要因は決定力不足にあった。2年目こそ5得点を記録したが、1年目と3年目は2得点ずつ。ストライカーとしては明らかに物足りず、年齢を重ねても進歩が見られなかった。2011/12シーズン、ヌゴグはリバプールとの契約を1年残しながらボルトンへ移籍することになる。

 新天地ではリーグ戦33試合に出場し、出場時間も2000分以上に伸びた。ところがゴール数はたったの「3」。チームも2部降格となり、彼のキャリアも下降線をたどっていく。2014/15シーズンにはランスへ移籍して母国へ戻るが、結果を出せずに2年で退団。その後、ギリシャ1部のパニオニオスへ赴き、2017年夏からは半年間にわたって無所属になる。まだ28歳、かつて将来を嘱望されたストライカーはどん底を味わった。

 冬にはスコットランド1部のロス・カウンティへ加入するも、半年で退団。2018/19シーズンからはハンガリー1部のブタペスト・ホンヴェドへ。1年目こそ出番を得ていたものの、2年目は居場所を失って2020年2月にリトアニア1部のザルギリスへと移籍したが、同年6月に現役を引退した。

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