3/8発売『フットボール批評issue31』から一昨年、サンフレッチェ広島のGKコーチを務めた澤村公康が、GKを4つのタイプに分類し、J1全20クラブの陣容を一刀両断した「GKスカッド批評」を一部抜粋して公開する。[GKタイプ]オーソドックスタイプ→オ、シュートストップタイプ→シ、現代タイプ→現、万能タイプ→万、★は新加入(構成:吉沢康一)
2人の一騎打ちは見物
GKコーチ:藤原寿徳
大迫敬介(現)
林卓人(オ)
増田卓也
川浪吾郎★
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昨シーズンは林卓人がコンディションを上げました。それに対して大迫敬介がどれだけ奮起できるのか。昨年は約半分ずつ起用されているので、広島はレギュラーが2人いると言っても過言ではありません。
2人の実力は甲乙つけ難く、『キャプテン翼』で例えると、ゴールマウスをしっかり守る若林君的な林、前方に飛び出してエアバトルも地上戦も好む若島津君的な大迫という感じです。
オーソドックスタイプの林、現代タイプの大迫とタイプ分けができます。自分が指導したからという贔屓目ではなく、この2人はJ1でも屈指の存在です。ですので、林と大迫の一騎打ちは見物だと思います。経験豊富な藤原寿徳GKコーチが、廣永遼太郎が神戸に移籍しただけに、バックアッパーとして増田卓也、仙台から加入した川浪吾郎をどう仕上げていくのかにも興味があります。
(構成:吉沢康一)
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『フットボール批評issue31』
≪書籍概要≫
定価:1650円(本体1500円+税)
究極の2021Jリーグアナリティクス
Jクラブにとってコンセプトの5文字はもしかしたらタブーワードなのかもしれない。クラブのコンセプトをひけらかすことは、すなわち“秘伝のレシピ”の流出を意味する。もちろん、これはコンセプトという壺にタレが脈々と継ぎ足されているクラブに限った話ではあるのだが……。
コンセプトを一般公開できないとなれば、こちら側が様々な手法を使って分析していくほかない。なぜ、コンセプトの解剖にこれほどまでに執着するのかと言えば、抽象的にJリーグを眺める時代は終わりにしたい、という願望からである。そう、本質の話をしよう、ということだ。
今回は2021年のJリーグをより具体的に俯瞰できるように、J1・J2・J3のコンセプトマップを筆頭とし、補強からGKのコンセプトまで本質を抉る企画を揃えた。この「究極のアナリティクス誌」を携えれば、コンセプトなき“あのクラブ”が手に取ってわかるはず、だ。
【了】