リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する（ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考）。

ポグバかヴィエラか。スイス育ちの大型MF

【写真：Getty Images】

MF：デニス・ザカリア（ボルシアMG）
生年月日：1996年11月20日（24歳）
19/20リーグ戦成績：23試合2得点2アシスト
市場価値：3200万ユーロ（約38.4億円）

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　ボルシア・メンヒェングラートバッハの中盤を担うデニス・ザカリアが85位に入った。ボルシアMG出身のグラニト・ジャカはスイス代表のチームメイトで、苗字のスペルが似ていることもあり、比較されることも多い。アフリカにルーツを持ち、体格の似ている元フランス代表のパトリック・ヴィエラや現フランス代表のポール・ポグバを自身のロールモデルとしている。

　スイスのセルヴェットでプロキャリアをスタートさせ、ヤング・ボーイズを経てボルシアMGにステップアップした。ダイナミックなプレーが特徴で、6番（アンカー）や8番（インサイドハーフ）でのプレーが得意だが、チーム事情から3バックの一角も経験している。

　対人守備に秀でており、長いリーチを活かしたボール奪取が魅力の一つだ。ポグバのようにキープ力があり、推進力のある「ドリブル」も武器だ。積極的なプレーが持ち味で、そのアグレッシブさゆえカードの数も多かったが、年々改善が見られている。このまま経験を積んでいけば、ビッグクラブも放っておけなくなるだろう。

【了】