リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
34歳でスペイン代表に復帰、SBで新境地を拓くベテランドリブラー
【写真:Getty Images】
DF:ヘスス・ナバス(セビージャ)
生年月日:1985年11月21日(35歳)
19/20リーグ戦成績:38試合0得点7アシスト
市場価値:300万ユーロ(約3.6億円)
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下部組織時代からプレーするセビージャで、35歳となったヘスス・ナバスはキャプテンを務めている。スペイン代表ではEURO(欧州選手権)とワールドカップ制覇に貢献し、マンチェスター・シティでもリーグ優勝を経験。17/18シーズンにセビージャ復帰を果たすと、昨季はUEFAヨーロッパリーグ制覇に導いた。
かつては右サイドのアタッカーだったが、ペップ・グアルディオラ監督の下でプレーした16/17シーズンには右サイドバックを経験。セビージャ復帰後は攻撃的なポジションでプレーした時期もあったが、19/20シーズンのフレン・ロペテギ監督就任後は、右サイドバックが定位置に。新境地を開拓し、34歳にしてスペイン代表復帰を果たしている。
切れ味鋭い「ドリブル」や「スピード」は、経験を重ねたことでタイミングに磨きがかかり、精度の高いクロスは年を重ねても衰えない。元々高かった守備への意識はDFラインでも活かされており、堅守を誇るセビージャの象徴としてピッチに立ち続けている。
【了】