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東京五輪、男子はフランスやメキシコと同居の“死の組”に。森保監督は組み合わせをどう見る?

text by 編集部 photo by Getty Images

森保一
【写真:Getty Images】

 今年7月22日に開幕を予定している東京五輪サッカー競技の組み合わせが、21日に決定した。

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 森保一監督率いるU-24日本代表は、グループAでフランス、メキシコ、南アフリカと対戦することに。組み合わせ決定後にオンラインで取材に応じた森保監督は「厳しいグループだと思います」と率直な印象を語った。

 そして「グループリーグを突破するだけで大変。非常に力のあるチームとの対戦で、1戦1戦持ってるものをぶつけていかなければいけない」と気を引き締めていた。

 一方で「目標はグループ突破ではない」ことも強調し、森保監督は「厳しいグループを勝ち抜いて金メダルに向かうという意味では、どのチームと一緒になっても気持ちは変わりません」と相手に左右されずに準備を進めていく姿勢を示した。

 対戦順は南アフリカ→メキシコ→フランスの順になる見込み。メキシコも北中米カリブ海地域の東京五輪予選をトップで通過してきたチームだが、やはり注目されるのはフランスだろう。東京五輪世代の選手たちがすでに数多くA代表にも名を連ねる世界的な強豪だ。

「ロシアワールドカップで優勝した世界でもトップの選手が多くいる国だと思っていますし、U-24ということで年齢制限がありますが、世界のサッカーをスカウティングしていて、本当に五輪年代の選手が世界トップのサッカー大国にたくさん輩出されていて、選手層が厚い印象を持っています。これから実際にどの選手が出てくるかスカウティングを進めていきたいですが、非常にタレントぞろいのチームです」

 森保監督はフランスを警戒するが、東京五輪世代の日本の選手たちは、過去に世代別代表で南アフリカ、メキシコ、フランスのいずれとも対戦経験がある。そのため「選手たちもアジアで勝って世界で戦う経験、日本が世界で戦えるんだという経験をさせてもらって、絶対勝てると思っています。日常から欧州で戦うことで、気後れするとか、経験値が足りないとはないかなと思っています」と自信ものぞかせた。

 韓国はグループBでニュージーランドやルーマニア、ホンジュラスと同組になった。それと比較しても日本の対戦相手のレベルは高く、“死の組”とも言える厳しい組み合わせと言える。森保監督とU-24日本代表は決勝トーナメントに進み、メダルへの挑戦権をつかめるだろうか。東京五輪の初戦は7月22日、ちょうど3ヶ月後だ。

(取材:河治良幸、文・構成:編集部)

【了】

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