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欧州スーパーリーグの影響は試合にも…。チェルシーは「注意散漫」「疲労困憊」、トゥヘル監督が明かした心境とは…

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

【チェルシー 0-0 ブライトン プレミアリーグ第32節】

 プレミアリーグ第32節、チェルシー対ブライトンが現地時間20日に行われ、0-0の引き分けに終わった。チェルシーにとっては勝てば3位浮上のチャンスだったが、勝ち点1を得るにとどまっている。

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 チェルシーは現地時間18日に、計20クラブによって覇権を争う欧州スーパーカップへの参戦を表明。しかし、これにはFIFA(国際サッカー連盟)やUEFA(欧州サッカー連盟)だけでなく、サポーターも反発。ブライトン戦の試合前にはスタンフォード・ブリッジにサポーターが集結して抗議を行った。

 報道によれば、このデモにより周辺の交通にも影響があり、チームを乗せたバスも立ち往生。クラブのレジェンドでもあるペトル・チェフTD(テクニカル・ディレクター)が説得する一幕もあったという。試合は無事に開催されたが、試合後にチェルシーは欧州スーパーリーグからの脱退を表明している。

 ピッチへの影響は避けられなかった。米スポーツチャンネル『ESPN』によると、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は試合後に率直な心境を吐露。「大きな間違いを犯し、精神的に疲れていたように見えた」と振り返っている。

「私も影響を受けていたし、選手も影響を受けていたと思う。我々は試合前、スーパーリーグ以外のことをまったく話していなかった。注意散漫になっていたと受け入れなければならない」

 指揮官はクラブの計画への困惑と怒りから、試合に集中できていなかったことを認めた。チェルシーはトップ4争いに加えて、UEFAチャンピオンズリーグでもベスト4に残っている。新リーグ構想が一時停止となったことを追い風にして、チェルシーは精神的に立ち直りたいところだ。

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