【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間20日、エド・ウッドワード副会長兼最高経営責任者(CEO)が年内で退任することを発表した。クラブ公式サイトで伝えられている。
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クラブの発表によると、ウッドワード氏は今年いっぱいで退任することになるという。同氏はクラブ公式サイトを通して「クラブは未来へ照準を合わせている。今年末に退任することは難しいことだった」とコメントした。確執や問題があったための退任ではなさそうだ。
英メディア『BBC』もウッドワード氏の年内退任は確執などがあったわけではないと強調。ユナイテッドのオーナーであるグレイザー・ファミリーとの確執はなく、このタイミングでの発表は外部へのリークを防ぐためであるという。
現在サッカー界を騒がせている欧州スーパーリーグ(ESL)との関係もないと同メディアは報道。ユナイテッドはすでにESLからの脱退を表明している。
だが、英メディア『Talksport』などは、ウッドワード氏の退任はESL構想が関係しているとも報道。レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長やユベントスのアンドレア・アニェッリ会長などの辞任の可能性も浮上しているという。各メディアで違う見解を見せているが、クラブ公式サイトでのウッドワード氏のコメントを見る限りでは、ESLが関係しているとは言い難いだろう。
元銀行員であるウッドワード氏は2005年にユナイテッド入り。2013年に同クラブのCEOに就任となった。クラブの強化担当の実権も握り、数々の補強に関与。ユナイテッドは2016年にポール・ポグバの買い戻し、昨年にブルーノ・フェルナンデスの獲得に成功。だが、最近ではグレイザー・ファミリーを含むウッドワード氏らへの補強方針に疑問の声も挙がっていた。
ユナイテッドの補強の実権を握っていたウッドワード氏が年内で退任することで、来年以降の補強方針が劇的に変わることになるのだろうか。
【了】