リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
71位:レアルのこれからを担うハードワーカー
【写真:Getty Images】
MF:フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ代表/レアル・マドリード)
生年月日:1998年7月22日(22歳)
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
19/20リーグ戦成績:33試合出場/2得点5アシスト
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レアル・マドリードの中盤ではルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミーロの3人が絶大な存在感を放つが、その3人に劣らぬ輝きを見せているのが22歳フェデリコ・バルベルデだ。2018/19シーズン後半戦より出番を増やし始めた同選手は、今やジネディーヌ・ジダン監督から確かな信頼を寄せられる一人に。マドリーのこれからを担う選手として注目を浴びている。
ウルグアイ代表でもその地位を築くバルベルデはとにかくタフだ。運動量は世界トップクラスと言っても過言ではないほど豊富で、自陣から敵陣まで行ったり来たりを繰り返す。そのスタミナを駆使した「守備力」も魅力的で、1対1では非常に粘り強く対応できるし、身体を投げ出す泥臭いボール奪取力にも定評がある。また、マドリーでは先陣を切ってプレスのスイッチをチーム全体に入れることも珍しくない。
得点力が爆発的にあるわけではないが、南米出身選手らしく「テクニック」に長けており、ボール奪取後の冷静なコントロールからカウンターの起点にもなれる。「パス」も長短問わず正確と、決してダイナミズムを注入するだけではない点が、バルベルデが高く評価される理由だろう。
ジダン監督から与えられたタスクを完璧に、それもハイレベルに果たせるのは「IQ」の高さがあるからだろうか。いずれにしても、攻守においてすでに非凡な能力を持つバルベルデの更なる成長には大いに期待できる。
【了】