【川崎フロンターレ 1-1 サンフレッチェ広島 J1第10節】
明治安田生命J1リーグ第10節、川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島が17日に行われ、1-1の引き分けに終わった。フロンターレの連勝は5でストップしたが、開幕からの無敗を12試合に伸ばしている。
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序盤から試合の主導権を握ったフロンターレが先制した。三笘薫のスルーパスを受けた山根視来がDFラインの背後を取ってシュートを放つ。GK大迫敬介に阻まれたが、こぼれ球を山根、脇坂泰斗とつなぎ、最後は家長昭博が流し込んだ。
後半には三笘がゴールネットを揺らす。しかし、VARの助言により行われたオン・フィールド・レビューで、ニアで足を出したレアンドロ・ダミアンがオフサイドの判定を取られてゴールは認められず。すると、65分にジュニオール・サントスがジェジエウを振り切ってゴール前に持ち込んでシュートを放つ。ポストに当たった跳ね返りを森島司が押し込んで同点に追いついた。
フロンターレの鬼木達監督は試合後、「自分たちのサッカーをまた見たいと言ってもらえるようなゲームをしたかった」と悔しさをにじませた。引き分けに終わったことについては「そこに関しては残念な思いはあります」と述べている。
フロンターレはシュート本数で20対5と圧倒しながらも、追加点が奪えなかった。3試合ぶりの1得点に終わった攻撃について指揮官は「1点では何か起きてしまうということが出たゲームだと思っているので、とにかくここをしっかり反省して次につなげたい」と振り返った。
「最終的にはラインの背後に走ること、出すこと、そこを恐れずどんどんチャレンジすることが必要だった」と追加点を奪うための課題を挙げた。唯一の得点は、右サイドバックの山根が長い距離を走ってDFラインの背後を取ったことで生まれた場面だった。
フロンターレは29日、5月4日と名古屋グランパスとの連戦を控えている。開幕から無敗をキープしていたグランパスは、同日に行われたサガン鳥栖戦で今季初黒星を喫している。指揮官は首位攻防戦に向けて、「一番近いところにいる存在なので、そこは意識をして戦いたい」と抱負を述べた。
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