【写真:Getty Images】
【ヴォルフスブルク 2-3 バイエルン ブンデスリーガ第29節】
バイエルン ・ミュンヘンに所属する18歳のドイツ代表MFジャマル・ムシアラが圧巻の2ゴールでマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得した。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
ブンデスリーガ第29節ヴォルフスブルク対バイエルンが現地時間17日に行われた。アウェイのバイエルンが3-2の勝利を収めた。パリ・サンジェルマン(PSG)に敗北を喫しUEFAチャンピオンズリーグ(CL)2連覇の夢が散ったバイエルンだが、ブンデスリーガ9連覇が見えている。
この試合の15分、ペナルティエリア左でアルフォンソ・デイビスがドリブルで仕掛けると、相手DFがボールに触れこぼれ球に。そのボールをムシアラが拾い一人を交わして、2人目を抜ききる前に右足でシュート。ニアサイドに飛んだボールをヴォルフスブルクGKクーン・カステールスが弾きボールはゴールに吸い込まれた。
続く24分にはエリック・マキシム・シュポ=モティングのゴールでバイエルンが追加点。35分にボウト・ベグホルストのゴールで1点差に詰め寄られるが、またもバイエルンの18歳がゴールを決める。右サイドを抜け出したトーマス・ミュラーがクロスを供給。ムシアラが中央で打点の高いヘディング。ループ気味になったボールはカステールスの頭上を越えゴールに吸い込まれた。その後1点を失ったバイエルンだったが、3-2の勝利を収めた。
データサイト『WhoScored』による採点で8.6を獲得したムシアラがMOMを獲得。パス成功率は80%と高い数字を示したムシアラだったが、やはりバイエルンではそれ以上の数字を示す選手が多く、チーム内では8番目。しかし、決定機演出のキーパスは最多のミュラーに次ぐ2本を記録。ドリブル回数は4回のデイビスに次ぐ3回を記録し、オンターゲットのシュートは3本で最多となった。2ゴールはもちろんのこと、ムシアラは攻撃面で目立っていたと言える。
2003年2月26日生まれの18歳であるムシアラは、チェルシーの下部組織に在籍していた2019年7月にバイエルンへ移籍。昨年6月にリザーブチームでプロデビュー。同月のフライブルク戦でブンデスリーガデビューを果たし、クラブ最年少出場記録を更新。さらに昨年9月のシャルケ戦でブンデス初ゴールを決め、ロケ・サンタクルスの18歳12日の記録を破り、17歳205日でバイエルンの最年少得点記録を更新した。
ナイジェリア出身の父とドイツ人の母の間にドイツで生まれたムシアラは幼い頃に英国で過ごし、10代でドイツに渡った。そのため、年代別のイングランド代表とドイツ代表の両方を経験。そしてドイツ代表を選択したムシアラは今年3月25日のアイスランド代表戦でA代表デビューを飾った。
今後の活躍が期待されるドイツ代表の若手MFであるムシアラ。バイエルンの新たな象徴となれるかどうか注目だ。
【動画】バイエルンの18歳MFが圧巻!ヴォルフスブルク戦の2ゴールがこれだ
参照元:YouTube
【了】