【写真:Getty Images】
ミランに所属する元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチは、1ヶ月分の給与を全額返上するという異例の決断をしたようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが16日に伝えている。
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カタールのアル・ドゥハイルを退団してフリーとなっていたマンジュキッチは、1月にミラン加入が決定。かつてユベントスで実績を残し、セリエAをよく知るベテランFWとして期待は高かったが、負傷のため十分に稼働することはできていない。
1月から2月にかけてリーグ戦4試合に交代出場したあと、2月18日にはヨーロッパリーグのレッドスター戦で初先発に起用されたが、この試合で負傷して離脱を強いられることになった。今週末のジェノア戦で約2ヶ月ぶりの復帰を果たすことが見込まれている。
1試合も出場することなく3月を過ごしたマンジュキッチは、1ヶ月分の給与を受け取ることを断ったという。返還された給与はミラン財団へ寄付され、チャリティー目的に使用されるとのことだ。マンジュキッチの1ヶ月分の給与は約25万ユーロ(約3260万円)だとみられている。
サッカー選手が負傷などによる長期離脱を余儀なくされることは多いが、そのために給与を返上するというケースは珍しい。「異例の行いだ。マンジュキッチの倫理観とプロ意識、ミランへのリスペクトが示されている。社会的・経済的・教育的に脆弱な状況にある若者たちのためのプロジェクトに役立てたい」とミランのパオロ・スカローニ会長はコメントしている。
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