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東京五輪世代のアルゼンチン代表CBが桁違い!?パス本数は130超…ローマ戦で堂々のMOM獲得。超攻撃的DFマルティネスとは何者か?

text by 編集部 photo by Getty Images

リサンドロ・マルティネス
【写真:Getty Images】

【ローマ 1-1(3-2)アヤックス EL準々決勝2ndレグ】

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグ、ローマ対アヤックスが現地時間15日に行われた。試合は1-1のドローに終わり、2戦合計3-2でローマが準決勝進出を果たした。

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 アヤックスはホームでの1stレグで逆転負け。アウェイでの2ndレグは複数得点が必要となる状況だった。前半は0-0で折り返すが、アヤックスが待望の先制点を奪う。

 49分、ペール・スフールスのロングボールに反応したブライアン・ブロビーが裏を抜け出し、パウ・ロペスの頭を越すボールでゴールを奪った。だが、アヤックスはこの1点止まり。72分にエディン・ジェコに同点ゴールを奪われ、アヤックスは2戦合計2-3で敗退となった。

 だが、アヤックスで驚異の数字を記録した男がいた。アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスだ。先月行われたU-24日本代表戦には招集されなかったが、東京五輪世代の23歳CBである。

 データサイト『WhoScored』による採点でマルティネスは7.39をつけられ、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得した。CBを担ったマルティネスだが、ある驚異的なデータを示している。まず、ボールタッチ数が驚異の153回。バルセロナのジョルディ・アルバやレアル・マドリードのトニ・クロースなど1試合で100回を超えるボールタッチを記録する選手はいるが、150回を超える試合はかなり少ない。それだけ、アヤックスの選手がマルティネスにボールを集めていたのが分かる。

 さらに凄いデータがある。マルティネスのパス本数は139。これもこの試合最多。139本のパスを出しながら、パス成功率は驚異の92.1%。ロングボールも16本と最多を記録。マルティネスは攻撃面で桁違いの数字を示していた。MOM獲得は納得だろう。

 マルティネスは2019年5月に母国アルゼンチンのデフェンサ・イ・フスティシアからアヤックスに移籍。抜群のテクニックを持つ左利きの技巧派CBである。CBのみならず、左サイドバック、さらには中盤でもプレーできるユーティリティー性を持ち合わせる。東京五輪世代のアルゼンチン代表であるマルティネスはすでにA代表にも選出されている逸材だ。

 マルティネスはレアル・マドリードDFマルセロ並みの攻撃力を見せ、CBやSBでもゴールを奪うことができる。今季はリーグ戦20試合で2ゴール1アシストを記録。エールディビジ第2節のヴァールヴァイク戦で見せた今季初ゴールは鮮やかだった。マルティネスは左サイドでボールを持ち味方に預ける。マルティネスはもう一度受けることができなかったが、味方が作り直している間にゴール前へ。そしてクロスが上がると、難しい速いボールだったが、ヘディングシュートを突き刺した。常に攻撃への意識があるマルティネスらしい動きだった。

 すでにアヤックスで主力として活躍するマルティネス。東京五輪で金メダルを目指すU-24日本代表にとっても脅威となるだろう。


【動画】23歳のアヤックスCBが凄い!完璧なヘディング…今季初ゴールがこれだ

参照元:YouTube

【了】

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