【写真:Getty Images】
ドルトムントに所属する17歳のイングランド代表MFジュード・ベリンガムがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初ゴールを決めた。そのベリンガムとは一体何者なのか。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
CL準々決勝2ndレグ、ドルトムント対マンチェスター・シティが現地時間14日に行われた。ホームのドルトムントは1-2の敗戦を喫し、2戦合計2-4でCL敗退となった。
この試合の先制ゴールを決めたのがベリンガムだ。前半15分、マフムド・ダフードがペナルティエリア内で強烈なシュートを放つ。これはルベン・ディアスがブロックするが、こぼれ球を拾ったベリンガムが右足に持ち替えてシュート。シティ守護神エデルソンは左手で触るも、止めきることができず。左手を弾いてゴールに吸い込まれた。
このゴールは圧巻だった。ボールを拾ったベリンガムはすぐさま右足に持ち替えてシュート。動きもスムーズ。相手2人に囲まれていたが、落ち着いてシュートまで持ち込んだ。ボールを右に少しずらしただけで助走もほぼない状態で右足で強烈なシュートを放った。若干17歳のMFがほぼ助走なしで放ったシュートを名手エデルソンは横っ飛びで弾くのが精一杯。コース、スピード、威力のいずれも完璧なシュートだった。
結局ドルトムントはシティに逆転を許し、2戦合計でも上回ることができず。無念の準々決勝敗退となった。だが、17歳のベリンガムがCL初ゴールを決めたのはかなりの収穫だろう。『Opta』によると、CL決勝トーナメントにおいて17歳289日でのゴールは史上2番目の若さであるという。また、データサイト『WhoScored』のこの試合の採点では7.3と高評価。ドルトムントの選手では最高となっている。名手エデルソンからゴールを奪った17歳のベリンガムとは一体何者なのか。
バーミンガム・シティの下部組織出身のベリンガムは2019年にトップチーム昇格。16歳63日でプロ初ゴールを記録し、クラブ最年少得点記録を更新した。そして昨年7月にドルトムントへ移籍。加入1年目で出場機会を重ね、今月10日に行われたブンデスリーガ第28節シュトゥットガルト戦でブンデス初ゴールを記録した。ブンデス初ゴールも右足で強烈なシュートを放ち、シュトゥットガルトGKグレゴール・コベルの手を弾きゴールを決めた。
すでにイングランドのフル代表にも選出され、昨年11月のアイルランド代表戦で途中出場。イングランド代表史上3番目の若さとなる17歳136日で代表デビューを果たした。ベリンガムは卓越されたテクニックを武器にドリブルやパスなどでチャンスメイクできる。また、中盤でのボール奪取能力も優れており、ボックストゥボックスのプレイヤーと言えるだろう。
17歳ながらすでにフル代表としてもプレーしているベリンガム。CL初ゴールも決め、これからの飛躍が非常に楽しみだ。
【動画】ジュード・ベリンガムとは何者!?17歳MFのブンデス初ゴールがこれだ
参照元:YouTube
【了】