60位:DFだが能力はほぼウインガー
【写真:Getty Images】
DF:アクラフ・ハキミ(モロッコ代表/インテル)
生年月日:1998年11月4日(22歳)
市場価格:5000万ユーロ(約60億円)
19/20リーグ戦成績:33試合出場/5得点10アシスト(ドルトムント)
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レアル・マドリードでは多くの出番を得られなかったが、ロシアワールドカップ後に加入したドルトムントで覚醒。欧州屈指のサイドプレーヤーとなった。そして今季より所属するインテルでもアントニオ・コンテ監督の信頼を掴んでおり、堂々たるプレーを披露中。他クラブにとって非常に大きな脅威となっている。
ポジションはDFだが、能力的にはほぼウインガーと言っていい。とくに優れているのが「スピード」で、ここに関しては間違いなく世界トップレベル。事実、同選手はバイエルン・ミュンヘンのアルフォンソ・デイビスに更新されるまでブンデスリーガ最速の男となっていた。まさに一瞬でゴール前に侵入できるため、対峙する選手からすると一回の油断が命取りとなる。
その「スピード」に非凡な「フィジカル」も加わるからこそ、アクラフ・ハキミという選手は怖さが増す。その破壊力は、ファウル覚悟で行かないと止められないと思うほど凄まじいものがある。また、単独でフィニッシュに持ち込むことはもちろん、味方とのコンビネーションプレーから崩し切る能力も決して低くない。「攻撃力」はやはり平均以上のものがある。
課題はやはり「守備力」だろう。上記した通り「フィジカル」などは非凡だが、ポジショニング等の質はあまり高くなく、マークを外してしまうことも決して珍しくない。もちろんハキミにはそのウィークポイントを上回る「攻撃力」があるが、DFである以上、この点の向上は必須と言えるだろう。
【了】