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20/21サッカー選手能力値ランキング59位。DFダニエル・カルバハル(レアル・マドリード)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

59位:攻守にバランス取れた完璧なSBだが…

ダニエル・カルバハル 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:ダニエル・カルバハル(スペイン代表/レアル・マドリード)
生年月日:1992年1月11日(29歳)
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
19/20リーグ戦成績:31試合出場/1得点6アシスト


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 レアル・マドリードの下部組織出身。一度レバークーゼンへの移籍を経験したが、2013年にスペイン首都クラブへ復帰すると、そこからは同チーム一筋のキャリアを歩んできた。これまで様々なライバルたちとポジション争いを繰り広げてきたがその地位を守り抜いており、年齢を重ねるごとにリーダーとしての風格も漂い始めるなど、存在価値は上昇している。

 スペイン代表でもレギュラーを張るダニエル・カルバハルは90分間サイドを上下動できるスタミナがあり、ポジショニングやカバーリングセンスが光るなど、DFとしての「IQ」も十分。もちろん対人戦にも強く、簡単に突破されることが少ない。マドリーという世界有数のビッグクラブにおいてパフォーマンスの波が小さいことも評価できるポイントで、ここは「メンタル」の強さゆえと言えるだろうか。

 効果的なオーバーラップから繰り出すクロスは精度が高く、スペイン人選手らしく足元の技術も非凡なため、ビルドアップへの参加も決して苦にしていない。飛び抜けた数値を記録したものはないが、攻守において穴が少なくバランスが取れているというあたりが、スペイン代表やマドリーで長くレギュラーを張ることができる要因と言えるのではないか。

 ただ、カルバハルの唯一とも言えるウィークポイントは怪我の多さだ。今季も離脱を繰り返しており、継続してピッチに立つことができていないなど、やはりこの点はマイナス評価にせざるを得ない。ここさえ改善できれば、カルバハルはまさに完璧な右SBとなるはずだ。

【了】

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