【写真:Getty Images】
JリーグのFC岐阜、徳島ヴォルティス、愛媛FCでもプレーし、昨季終了後に愛媛を退団していたスペイン人MFシシーニョが現役引退を表明した。スペインメディア『エル・デスマルケ』が14日付で、引退を告げる同選手のインタビューを伝えている。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
現在34歳のシシーニョは負傷のため最近手術を受けたところだが、そのまま復帰を断念して引退を決めたという。「長年プレーしてきて、たくさん負傷もあったが、引退する時が来た。プロとしてはもうプレーできない」とシシーニョは語っている。
バレンシア下部組織出身のシシーニョはU-17やU-21などスペインの年代別代表チームでも活躍。クラブレベルではバレンシアからレンタルされたエルクレス、バジャドリードで中心選手としてプレーし、その後レクレアティーボ・ウエルバやオサスナにも移った。
キャリアの後半は韓国、ポーランド、ギリシャと渡り歩いたあと、2017年に岐阜に加入してJリーグへ。J2で主力として活躍し、39試合に出場した。翌年に移籍した徳島ヴォルティスでもレギュラーとしてリーグ戦37試合に出場していた。
だが翌2019年は負傷の影響によりわずか1試合の出場。2020シーズンに移籍した愛媛でも11月のギラヴァンツ北九州戦に81分から交代出場したのが唯一のプレーとなり、12月には契約満了による退団が発表されていた。
岐阜に加入する以前からJリーグのファンであり、日本語も勉強していたというシシーニョ。アビスパ福岡の城後寿を憧れの選手とし、念願のユニフォーム交換を実現させるなど、日本愛とJリーグ愛にあふれるエピソードも数多く残した。
【了】