【写真:Getty Images】
鹿島アントラーズは14日、ザーゴ監督との契約を解除し、相馬直樹コーチが後任に就くことを発表した。鹿島は8試合を消化して2勝2分4敗という成績で、15位に沈んでいる。
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相馬新監督は現役時代に鹿島で9年間プレーした経験を持つ。1994年に早稲田大学から鹿島に加入し、4度のリーグ優勝を含む数々のタイトル獲得に貢献した。日本代表としても通算58試合に出場し、1998年のフランスワールドカップに出場している。2002年には東京ヴェルディに期限付き移籍し、翌年に鹿島に復帰。04年に川崎フロンターレに完全移籍してJ1昇格に貢献し、翌年限りで現役を引退している。
現役引退後は川崎Fや日本代表のアンダーカテゴリーに携わっている。2010年にJFLの町田ゼルビアで監督キャリアをスタートさせると、1年目からJFL3位にチームを導いた。翌年には古巣川崎Fの監督に就任。しかし、前年の5位から11位へと順位を落とし、12年も序盤戦から勝ち星を伸ばせず。2勝1分2敗という成績で、4月12日に解任が発表された。2年目の4月という解任時期は、ザーゴ監督と重なる。
13年は鹿島時代のチームメイトでもある奥野僚右が監督を務めるモンテディオ山形のヘッドコーチを務めた。翌年にはJ3初年度となる古巣町田の監督に復帰。2年目の15年に大分トリニータとの入れ替え戦を勝ち抜いてJ2に昇格を成し遂げた。16年は首位に立つ躍進を見せ、18年は優勝争いにも食い込んでいる。しかし、18位で終えた19シーズンを以って退任することとなった。
町田の監督を退任した翌年、ザーゴ監督が就任した鹿島にコーチとして復帰した。鹿島は開幕4連敗を喫して前半戦は下位に沈んだが、5位でフィニッシュ。しかし、今季も開幕から不調にあえぎ、ザーゴ監督が解任されている。
川崎Fでは結果を残せなかったが、町田では手腕を発揮して下馬評を覆す成績を残したシーズンもあった。果たして、2シーズン続けて無冠の鹿島を立て直すことができるだろうか。
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