【写真:Getty Images】
【モナコ 3-0 ディジョン リーグ・アン第32節】
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リーグ・アン第32節、モナコ対ディジョンが現地時間11日にスタッド・ルイIIで行われた。この試合は、ある男の登場が運命を変えている。
チャンピオンズリーグ(CL)出場権はもちろんのこと、リーグ・アンのタイトルも十分に狙える位置につけるモナコは、来季の2部降格がほぼ現実的になっているディジョンを前に苦戦を強いられている。前半は支配率64.5%を記録しシュート6本を放ったが無得点。反対に危険な位置でボールロストし、GKバンジャマン・ルコントが襲われたシーンもあった。
それでも後半、この男の登場によりモナコの運命はガラリと変わった。背番号9を身に着けるエースのウィサム・ベン・イェデルだ。
同選手は投入直後、アレクサンドル・ゴロビンからスルーパスを引き出すと、左足で軽くボールに触れ相手のファウルを誘発しPKをゲット。自ら蹴ったシュートはGKサテュルナン・アラグベにセーブされたが、こぼれ球をステファン・ヨベティッチが押し込んでモナコが先制した。
その後もベン・イェデルの勢いは落ちず、63分にはオフサイドラインぎりぎりを抜け出しフワッとボールを浮かせて2点目。もともとフットサルのフランス代表でもあった同選手の技術力とゴール前における冷静さが光った素晴らしいフィニッシュである。なお、ゴール後はかめはめ波パフォーマンスで自らを祝福している。
さらにベン・イェデルは89分、味方がPKを獲得すると、今度はこれを冷静に沈めている。モナコはこのまま3-0で勝利。なんとベン・イェデルは45分間の出場にもかかわらず全得点に絡む活躍を披露したのだ。まさに、真のエースである。
圧倒的存在感で流れを変え勝利を呼び寄せたベン・イェデルは、これで今季リーグ戦17得点目。得点ランキングではキリアン・ムバッペ(21得点)に次ぐ2位につけている。これまでのリーグ戦における最多得点は「18」(昨季のモナコ、2018/19シーズンのセビージャで記録)となっているので、今季は自己最多を更新する可能性が高いだろう。また、リーグ・アン通算100得点到達にもあと2点と迫っている。これも今季中に達成するだろう。
モナコ公式サイトによると、ベン・イェデルはファンが選ぶディジョン戦のMOMに選出。今季11回目のこととなったようだ。このエースの力で、モナコはどこまで高みへと登っていくだろうか。
【動画】全得点に絡んだエースが凄い! モナコ対ディジョン ハイライト
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