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ジダン監督もご満悦? レアルが送り込んだ男が古豪で覚醒中、“史上3人目”となる記録とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

ボルハ・マジョラル
【写真:Getty Images】

【ローマ 1-0 ボローニャ セリエA第30節】

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 セリエA第30節、ローマ対ボローニャが現地時間11日にスタディオ・オリンピコで行われた。

 2018/19シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場を目指すために是が非でも勝利が欲しいローマだったが、この日は立ち上がりからボローニャに押し込まれている。GKアントニオ・ミランテの好セーブなどもあり失点こそしていなかったが、25分時点でシュート数は1本に留まっており、反対に被シュート数は7本を数えていた。

 しかし、そんな苦しい状況を救ったのが、今季レアル・マドリードから2年間のレンタルという形で加入したFWボルハ・マジョラルだった。同選手は44分、相手ディフェンスラインの背後に抜け出すと、ペナルティーエリア外に飛び出してきたGKウカシュ・スコルプスキを華麗なタッチで無力化。そのまま無人のゴールへ冷静にシュートを流し込んでいる。

 この1点で落ち着きを取り戻したローマは、後半にボローニャを押し込むことに成功。追加点を奪うことはなかったが、1-0で貴重な勝ち点3を手にしている。

 決勝点をマークしたマジョラルはハビエル・パストーレと交代する84分までプレー。データサイト『Who Scored』によるスタッツはシュート数3本、ドリブル成功数1回、キーパス1本、空中戦勝利数3回などとなっており、「7.2」という高いレーティングが与えられている。

 なお、マジョラルはこれで今季の公式戦得点数が「14」に。すでに自己キャリア最多を更新している。また、セリエAでは7得点目となっているが、『Opta』によるとローマにおいて同リーグ1シーズンで7得点以上を記録したスペイン人選手はマジョラル含め3人目しかいないという(1966/67:ホアキン・ペイロ氏、2011/12:ボージャン・クルキッチ)。

 エディン・ジェコという絶対的エースがいながらも彼に負けじと結果を残すマジョラル。ローマがヨーロッパリーグ(EL)で生き残っているのも、11試合で7得点を叩き出している同選手の力があってこそ、と言えるだろう。何より古豪においてのマジョラルの覚醒を喜んでいるのは、マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督ではないだろうか。


参照元:YouTube

【了】

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