【写真:Getty Images】
レアル・マドリード、インテル、ミランと名門クラブで背番号「10」を背負い、数々のタイトル獲得に貢献した元オランダ代表MFのクラレンス・セードルフ氏。欧州チャンピオンズリーグ(CL)公式ツイッターアカウントでは、そのセードルフがちょうど14年前に見せた驚異的な活躍を紹介している。
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当時のミランはセードルフのほか、パオロ・マルディーニ、アレッサンドロ・ネスタ、アンドレア・ピルロ、カカー、フィリッポ・インザーギらを擁する超豪華メンバー。4年ぶりの欧州制覇を目指して臨んだ2006/07シーズンのCLでは、準々決勝でバイエルン・ミュンヘンと激突した。
ホームでの1stレグは2度のリードを奪いながらも追いつかれ、2-2のドロー。不利なスコアで敵地ミュンヘンに乗り込んだが、ここでセードルフがミランを救う。まずは前半27分、エリア手前でパスを受けて振り向くと、右に持ち出してDFの股間を抜くシュートで先制点を奪った。
さらに圧巻はその4分後、追加点となったインザーギのゴールへのアシスト。相手陣内で縦パスを受けたセードルフは、足元でバウンドしたボールをそのままノールックのヒールパスで背中側へ通すと、これがバイエルン守備陣の裏へインザーギを抜け出させる絶妙なスルーパスとなった。
その後ミランは、準決勝でもカカーやセードルフらのゴールでマンチェスター・ユナイテッドを撃破。決勝ではインザーギの2得点でリバプールを破り優勝を飾った。セードルフにとっては自身4度目となる欧州制覇だった。