【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第30節のパルマ対ミラン戦が現地時間10日に行われ、アウェイのミランが3-1で勝利を収めた。ミランのFWズラタン・イブラヒモビッチはこの試合で一発レッドカードを受けたが、主審による“聞き間違い”が理由だったのではないかとの見方もイタリアメディアで伝えられている。
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先発で出場したイブラヒモビッチは、前半8分にはFWアンテ・レビッチによる先制点をアシスト。その後ミランは前半のうちにもう1点を加えたが、60分にはイブラヒモビッチがレッドカードで退場を命じられた。
退場の理由は明確ではなく、プレーに関与しない場所で歩いていたイブラヒモビッチに突然のレッドカードが提示された。おそらくは主審に何かを言ったと判断されたようだが、イブラヒモビッチ自身も不可解そうに戸惑う様子を見せていた。
ミランのステファノ・ピオリ監督も試合後に、イブラヒモビッチと話をした上で、本人は主審に対する侮辱や暴言はなかったと主張しているとコメント。問題の場面ではパルマのファウルでミランにFKが与えられており、判定に抗議するような状況でもない。
ピオリ監督によれば、イブラヒモビッチは主審と何度か言葉を交わしていたことは認めており、その中で「僕の言うことにあなたが関心を示さないのはおかしく思える」とも言っていたという。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』では、この「おかしく思える」にあたる「sembra strano(センブラ・ストラーノ)」という言葉が、強い侮辱である「Sei un bastardo(セイ・ウン・バスタルド、直訳すれば“お前は私生児だ”)」と聞き間違えられたのではないかという見方も伝えている。
イブラヒモビッチに対しては今後処分が発表されるが、一発レッドであれば3試合出場停止などの可能性もある。ミランの異議申し立てなどで判定が覆らなければ、今後の試合を欠場することになるかもしれない。
【了】