【写真:Getty Images】
アーセナルは夏の移籍市場で、現在マンチェスター・ユナイテッドからウェスト・ハムにレンタルされているイングランド代表MFジェシー・リンガードの獲得を試みることになるかもしれない。英紙『デイリー・スター』が10日付で見通しを伝えている。
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現在28歳のリンガードはユナイテッド下部組織出身の生え抜き選手だが、今季前半戦はリーグ戦で出場ゼロに終わるなど完全な構想外に。だが1月にウェスト・ハムにレンタルされると劇的に復活を遂げ、ここまでプレミアリーグ8試合の出場で6得点を挙げるなど活躍している。イングランド代表にも復帰を果たした。
英紙によれば、1月にはアーセナルもリンガードのレンタルを希望していたが、上位争いのライバルとなる可能性がある相手に戦力を与えたくないという考えによりユナイテッドはウェスト・ハムへのレンタルを選んだという。だがアーセナルが中位から浮上できない一方で、リンガードの活躍もあってウェスト・ハムが上位を争うという皮肉な状況となっている。
ウェスト・ハムはリンガードの完全移籍を希望しているようだが、買取オプションは設定されておらずユナイテッドとの交渉が必要。そこにアーセナルが割って入る可能性もあると予想されている。
ユナイテッドは契約が今季末までとなっていたリンガードをフリーで手放すことを避けるため、レンタルに出す前に1年間の契約延長オプションを行使した。その時点では今年夏に移籍金1000万ポンド(約15億円)程度で売却できることを想定していたとみられているが、ウェスト・ハムでの活躍によりその評価額は「3倍にはなったかもしれない」と英紙は伝えている。来季どのクラブが獲得に成功するとしても、高額の移籍金が必要となりそうだ。
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