オランダ史上最高の守護神
【写真:Getty Images】
GK:エドウィン・ファン・デル・サール(マンチェスター・ユナイテッド/オランダ代表)
生年月日1970年10月29日(当時36歳)
07/08シーズンリーグ戦成績:29試合18失点(無失点15試合)
マンチェスター・U リーグ戦通算186試合142失点
マンチェスター・Uでの主な獲得タイトル: プレミアリーグ(06/07、07/08、08/09)、リーグカップ(05/06)、UEFAチャンピオンズリーグ(07/08)
ユナイテッドが再び欧州の頂点に立った理由にこの男の存在があるのは間違いないだろう。ピーター・シュマイケルがチームを去った後、長くGK不足に苦しんでいたユナイテッドにとって、エドウィン・ファン・デル・サールはまさしく救世主だった。
05/06シーズンにフラムから加入したファン・デル・サールはユナイテッドの守備に抜群の安定感をもたらし、若く才能あふれるアタッカーたちとの相乗効果でチームに圧倒的な強さを生み出していた。
能力値を見ると、GKに必要な要素を全て高いレベルで持ち合わせていることがわかる。その中で最高値となったのは「ポジショニング」。197cmという長身に加えて抜群のポジショニングを持つファン・デル・サールのゴールを抜くのは世界中のチームにとって困難なミッションだった。
また、他のGKと比べて特徴的なのは「キック」の能力だ。ファン・デル・サールはロングキックの精度も正確無比であり、最後尾からのロングフィードも当時のユナイテッドの大きな武器の一つとなっていた。
アヤックス時代に頂点を極め、ユベントスで挫折を経験し、フラムでの復活を経て再び頂点に立ったファン・デル・サールの経験値がユナイテッドに再び黄金期をもたらした。