【写真:Getty Images】
【アヤックス 1-2 ローマ EL準々決勝1stレグ】
UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグ、アヤックス対ローマが現地時間8日に行われた。アウェイのローマが2-1の勝利を収め、ホームでの2ndレグへ向けて優位に立った。
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試合が動いたのは39分、ローマMFアマドゥ・ディアワラのパスミスを奪ったアヤックスMFデイヴィ・クラーセンがドリブルで持ち込むと、ペナルティエリアみ右に走りこんできたFWドゥシャン・タディッチにパスを供給。タディッチはクラーセンにダイレクトで戻す。クラーセンがゴールに流し込んだ。
アヤックス1点リードで迎えた52分、ローマはロジェール・イバニェスのファールでPKを与えてしまう。だが、ど真ん中へのタディッチのシュートをローマ守護神パウ・ロペスがセーブ。先に横っ飛びするのではなく、ボールの方向を見てPKをストップさせた。
これにチームメイトが奮起。57分にロレンツォ・ペッレグリーニのFKが決まり、ローマが同点に追いつく。そしてPKを献上したイバニェスがこの試合を決める。87分、左CKのこぼれ球をファーサイドで待ち構えていたイバニェスが胸トラップから強烈ボレー。これがゴールに突き刺さり、ローマが逆転に成功。これが決勝点となり、ローマが逆転勝利を収めた。
データサイト『WhoScored』の採点による評価でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得したのはゴールを決めたペッレグリーニでも、イバニェスでもなく、ローマ守護神ロペスだった。8.66の評価をつけられ、8点台はロペスを除いてタディッチのみだった。
ロペスは1失点したものの、PKストップでチームの敗戦危機を救い勝利に貢献。さらに詳しいデータを見ると、ロペスが記録したロングボールの数は22本。ブライアン・クリスタンテとジャンルカ・マンチーニの8本を大きく超えた。驚くべきはパス本数。チーム最多の41本を記録した。ローマはディフェンスラインでボールを回し、GKがボールに関与する時間が多かった。これもMOMを獲得した一つの理由だろう。
アウェイでの1stレグを制したローマ。15日に2ndレグを迎える。ローマは準決勝進出となるだろうか。
【了】