【写真:Getty Images】
【バイエルン・ミュンヘン 2-3 パリ・サンジェルマン チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ】
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チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、バイエルン・ミュンヘン対パリ・サンジェルマン(PSG)が現地時間7日にアリアンツ・アレーナで行われ、2-3でアウェイチームが勝利している。
雪の降るスタジアムでバイエルンに挑んだPSGは、被シュート数31本としながらも守護神ケイラー・ナバスのファインセーブ連発などで何とか逃げ切り、昨季CL決勝のリベンジに成功。まだ2ndレグがあるので油断はできないが、悲願のビッグイヤー獲得にまた一歩近づいたと言える。
多くのシュートを浴びながらも2点に抑えたGKナバス、2ゴールとさすがの存在感を示したキリアン・ムバッペももちろん素晴らしかったが、この試合で改めて実力を証明したのがネイマールだ。直近のリーグ戦で相手を突き飛ばし退場を余儀なくされるなど、精神的に未熟な部分を露呈したばかりの同選手だったが、やはりボールを持った際の輝きはワールドクラスである。
試合が動いたのは開始わずか3分で、お膳立てはネイマールだった。中央でドリブルしDFを引き付け、右のムバッペが空いたところでパスを流している。敵に囲まれている状況でも、非常に冷静だった。
衝撃的だったのは28分だ。相手のクリアを拾ったネイマールは一度ゴール前を確認すると、利き足ではない左足でダイレクトクロス。バイエルンの選手は完全に意表を突かれた形で、ボールに抜け出したマルキーニョスを捕まえることができず、そのまま得点に繋がった。
恐らく、ほとんどの選手はクリアを拾った時点で他の選手にボールを渡していただろう。しかし、ネイマールは迷わずロングボールを放り込んだ。背番号10だからこそできたプレーと言えたかもしれない。
ネイマールはラフィーニャと交代する90分までプレー。タッチ数こそ多かったが、チームとして押し込まれる状況が続く中、相手ゴール前におけるチャンスの機会は決して多くなかった。事実、シュート数は後半の1本に留まっている。
それでも、2アシストというわかりやすい成績を記録した。先日のアーリング・ブラウト・ハーランドにも同じことが言えるが、やはり少ないチャンスの中でも結果を残す選手がこのレベルでは生き残っていくのだろう。
【了】