フランス1部マルセイユのホルヘ・サンパオリ監督は、久々の先発出場で勝利に貢献したDF酒井宏樹のパフォーマンスに賛辞を送っている。『フランス・フットボール』など複数メディアが伝えた。

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　今季途中までマルセイユを率いたアンドレ・ビラス＝ボアス監督には不動のレギュラーとして起用されていた酒井だが、2月のナント戦で受けた退場処分により2試合を欠場したあと、出場停止が明けたタイミングで着任したサンパオリ新監督の下では先発に復帰できず。リーグ戦3試合で2回の交代出場にとどまっていた。

　だが4日に行われたディジョン戦では、本来の右サイドバックではなく、警告累積で欠場したクロアチア代表DFドゥイェ・チャレタ＝ツァルの代役として3バックの左CBでプレー。約1ヶ月半ぶりの先発出場で2-0の完封勝利に貢献している。

　試合後には指揮官もそのパフォーマンスを称賛。「サカイは素晴らしい試合をしてくれた。特にスピードのある相手FWとの1対1の対応が非常に良かった。3バックのCBのポジションで、スピードと読みという彼の特徴を活かして良い試合をしてくれた」とコメントしている。

　次節モナコ戦では出場停止の明けるチャレタ＝ツァルも戻ってくる。厳しいポジション争いは続くが、終盤戦に向けて新監督への良いアピールにはなったかもしれない。

【了】