【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ2部第27節のハノーファー対ハンブルガーSV戦が現地時間4日に行われ、3-3の引き分けに終わった。2得点を挙げたハノーファーの原口元気のゴールのひとつは、ドイツの伝説的選手がかつて記録したゴールにも似ていると評されている。
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ハノーファーは50分までに3点を奪われ、ホームでの敗戦は避けられないかと思われた。だがそこから原口が2得点を挙げたのに加え、室屋成のアシストからマーヴィン・ドゥクシュがもうひとつのゴールを記録し、3点ビハインドから追いついての引き分けに持ち込んでみせた。
56分に反撃の口火を切った原口の1点目はエリア手前からゴール右隅への強烈なミドルシュート。そして84分に記録した同点ゴールの場面では、原口は相手ゴール前で倒れていたが、味方選手のシュートが守備陣に跳ね返されたボールに足を出してダイレクトで合わせたシュートだった。
この珍しい形での得点は、ドイツのサッカー界にとっては伝説的ストライカーのゴールを思い出させるものだった。「かつて“爆撃機”ゲルト・ミュラーが決めた形のゴールだった」と独紙『ビルト』は伝えている。
1960年代から70年代にかけてバイエルン・ミュンヘンで活躍した元西ドイツ代表FWのミュラー氏は、ブンデスリーガで7度の得点王に輝き、リーグ最多の通算得点記録も保持するレジェンド中のレジェンド。あらゆる形でゴールを量産した世界トップクラスの点取り屋だった。
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