4位:マンUを変えた攻撃的MF
【写真:Getty Images】
MF:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表/マンチェスター・ユナイテッド)
生年月日:1994年9月8日(26歳)
市場価格:9000万ユーロ(約108億円)
19/20リーグ戦成績:17試合出場/8得点7アシスト(スポルティングCP)
19/20リーグ戦成績:14試合出場/8得点7アシスト(マンチェスター・ユナイテッド)
昨年の冬に母国スポルティングCPからマンチェスター・ユナイテッドに加入すると、瞬く間にワールドクラスへの階段を駆け上がった。今やオーレ・グンナー・スールシャール監督にとって絶対に外せない選手となっており、「ユナイテッド=ブルーノ・フェルナンデス」と言っても過言ではないほどの存在感を放っている。
そんなポルトガル代表MFの最大の武器は「パス」だと言えるだろう。成功率自体はそこまで高くないのだが、それは勝負球を送り込む回数が多く、難易度の高いコースをよく狙っているからこそだ。とにかく味方の動きを無駄にすることが極端に少ないので、1試合で5本以上のキーパスを繰り出すことが決して珍しくない。そしてそれこそが、アシストの多さにも繋がっている。
中盤で不用意なロストを犯さない「テクニック」の高さと判断力も備わっており、攻撃をクリエイトするだけでなく自ら試合を動かす得点力の高さもある。PKキッカーとしても優秀、頻繁に声を出し味方を鼓舞する姿からは「メンタル」の強さをうかがうこともできる。
ブルーノ・フェルナンデスがトップ5入りを果たした要因は上記したポイントだけではく、攻撃的MFとしては比較的高い「守備力」にある。ユナイテッドでは攻守の切り替えを素早く行い、プレスのスイッチを入れることが多々。このあたりは15歳までDFだった経験が活きているのだろうか。