【写真:Getty Images】
U-24日本代表は29日、SAISON CARD CUP 2021でU-24アルゼンチン代表と対戦。日本が3-0の勝利を収め、第2戦でリベンジに成功した。この試合で2ゴールを決めたDF板倉滉はオランダからステップアップすべきだろう。
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現在はマンチェスター・シティからのレンタルという形でオランダ・エールディビジのフローニンゲンでプレーしている板倉。シティとは2022年6月まで契約を残している。イングランドでの労働許可が下りずオランダへ武者修行となったが、オランダではすでに3シーズン目を迎えている。
シティでは35歳MFフェルナンジーニョの後継者の獲得や負傷などにより不足となったCBの獲得を熱望する声があがっていた。だが、今季の開幕前にシティが板倉を完全移籍で放出しようと考えていたことが報じられた。結局はフローニンゲンが提示した移籍金が低すぎたため、完全移籍ではなく再び同クラブにレンタルとなった。
板倉は今季フローニンゲンで開幕から全試合フル出場。オランダ初ゴールも決め、ディフェンス面だけでなく代表戦で見せたセットプレーでの強さも出てきた。同クラブは昨季リーグ戦で9位、現在はリーグ戦6位に位置している。今後A代表定着を狙うためにもチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)などの欧州主要大会出場を狙える欧州5大リーグ(イングランド、イタリア、スペイン、ドイツ、フランス)のクラブでプレーしたいところだ。
ディフェンス能力が高い板倉には日本代表のCBコンビ吉田麻也と冨安健洋がプレーするイタリアが合うかもしれない。ユベントスやACミラン、インテルなどと対戦することでさらに守備に磨きがかかることだろう。日本人選手の前例があるのも、板倉にとってもプラスだ。
またはアーセナルやシティ、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどの強豪クラブがいるイングランドでも面白い。フィジカルに加え、スピードも必要とされるイングランドでコンスタントにプレーできれば、日本を代表するCBに成長できるだろう。
その他にも日本人が多くプレーするドイツ、さらには植田直通、長友佑都、酒井宏樹がプレーするフランスも候補だ。アフリカ人選手など身体能力が高い選手が多く在籍するフランスでも板倉は成長できるはずだ。
今回のアルゼンチン代表との2試合に招集されたメンバーで欧州5大リーグでプレーするのは久保建英と堂安律(負傷により離脱)の2人。今後の日本代表の底上げ、板倉自身のレベルアップのためにも東京五輪後、もしくは今夏の移籍市場で欧州5大リーグに行くべきだ。
【了】