【写真:田中伸弥】
現役時代にJリーグでもプレーした元韓国代表のユ・サンチョル氏が病気のため「危篤」であると一部メディアで報じられたが、誤報だったようだ。韓国『朝鮮日報』など複数メディアが伝えている。
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ユ・サンチョル氏は2019年10月に体調不良で入院したあと、翌月にステージ4のすい臓がんを患っていることを公表。現在も闘病生活を送っている。
28日には一部韓国メディアで、そのユ・サンチョル氏が危険な状態にあると報じられた。家族以外の面会ができない「危篤状態」であるとされ、片目を失明したとも伝えられていた。
だがユ・サンチョル氏はその後『朝鮮日報』の電話インタビューに応じ、危篤の事実はないと説明。「今は食事もしっかり取って、テレビも見て、大丈夫だ」「(回復を)約束したのにこのまま倒れられない」とコメントしている。失明という報道についても、「抗がん剤治療で目に疲労が来たのが誤って伝わったようだ」と語った。
危篤を報じた記者は「事実とは異なっていた。心から申し訳なく思う」と謝罪のコメントを出している。依然として闘病生活が続いてはいるが、危険な状態だという事実はないようだ。
現在49歳のユ・サンチョル氏は現役時代に横浜F・マリノスや柏レイソルでもプレーし、韓国代表としても日韓ワールドカップ準決勝進出など主力として活躍。引退後は指導者の道に進み、Kリーグの仁川ユナイテッドを率いていた最中にがんの診断を受けたが、シーズン終了まで指揮を執ってクラブを1部残留に導いたあと休養に入った。
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