【写真:Getty Images】
東京五輪・北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)予選準決勝の2試合が現地時間28日に行われ、ホンジュラスとメキシコがそれぞれアメリカとカナダを下して決勝進出および五輪出場権獲得を決めた。これにより、五輪男子サッカーに出場する全16チームが出揃っている。
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他の大陸では新型コロナウイルスの影響による本大会延期以前に予選が行われ、出場国がすでに決定していた。開催国の日本に加えて、アジアからはオーストラリア、サウジアラビア、韓国、欧州からはフランス、ドイツ、ルーマニア、スペイン、南米からはアルゼンチンとブラジル、アフリカからはエジプト、コートジボワール、南アフリカ、オセアニアからはニュージーランドが東京五輪に参戦する。
本大会の組み合わせ抽選は4月21日にスイスの国際サッカー連盟(FIFA)本部で実施される。開催国のU-24日本代表はグループAに入ることがすでに確定している。
FIFAの発表しているレギュレーションによれば、抽選に向けたポット分けは過去5大会の五輪本大会の成績から算出したポイントに基づいて行われる。5大会で獲得した勝ち点に対して2016年大会は100%、2012年大会は80%、2008年大会は60%、2004年大会は40%、2000年大会は20%をかけたポイントを合計し、最近の大会ほど成績が強く反映される形となる。さらに、各大陸予選で優勝を飾ったチームにはボーナスポイントとして5ポイントがプラスされる。
この方式により計算すると、日本とともに「ポット1」に入るのはブラジル、アルゼンチン、韓国の3チーム。ブラジルは前回大会優勝を含めて3大会連続でメダル獲得、アルゼンチンは2004年と2008年に金メダル、韓国は2012年銅メダル・アジア予選王者など好成績を収めている。
ポット2に入るのはメキシコ、ドイツ、ホンジュラス、スペイン。ポット3にはエジプト、ニュージーランド、コートジボワール、南アフリカ。ポット4はオーストラリア、フランス、ルーマニア、サウジアラビアとなる。フランスは欧州の強豪国だが、最近5大会の五輪には出場していないためポイントはない。
抽選においては、同じ大陸のチーム同士がグループステージで対戦することは避けられる。日本のグループAにはポット4から同じアジアのオーストラリアやサウジアラビアは入ることができないため、ルーマニアまたはフランスのどちらかが入る。さらに欧州の2チームが同居することを避けると、ポット2からはメキシコとホンジュラスのどちらかが同じグループに入ることになる。ポット3は全てのチームと同居の可能性がある。
【了】